2024年09月13日

三菱ケミなど8社、マレーシアCCS計画スタート

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：三菱ケミカル

マレーシア・サラワク州でCCS開発事業に取り組む石油資源開発（JAPEX）、 三菱ガス化学、三菱ケミカルなどの日本側企業8社は13日、エネルギー・金属鉱物資源機構（JOGMEC）の令和6年度「先進的CCS事業に係る設計作業等」を受託したと発表した。瀬戸内エリアなどの複数産業から排出されるCO2を、マレーシア サラワク州沖を対象地として圧入貯留するCCS事業に着手する。受託契約を9月11日にJOGMECと締結した。 　8社は今後、日本国内の製鉄所、発電所、化学工場等から排出されるCO2の分離・回収・液化に必要な設備やコストの検討作業に取り組む。プロジェクトの共同推進者であるマレーシアのPETRONAS CCS Ventures Sdn. Bhd.（ PCCSV） と日本側8社は、サラワク州までの海上輸送、圧入・貯留に必要な設備ならびにコストの検討を共同で進める。 　日本側8社は、早期のCCS事業実現に向けた本作業の推進を通じ、「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ（Asia Energy Transition Initiative：AETI（エイティ））」が目指すアジア地域の脱炭素社会の実現をはじめとする、2050年カーボンニュートラル社会の実現に貢献していく方針だ。 （参考） ■日本側参加8社一覧 ・石油資源開発 ・日揮ホールディングス ・川崎汽船 ・JFEスチール ・三菱ガス化学 ・三菱ケミカル ・中国電力 ・日本ガスライン ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1726212932.pdf