2024年09月17日
NEDO公募「CO2等を用いたプラ原料技術の開発」
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は12日、「CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発」で追加公募を開始した。公募期間は24年9月12日~10月28日。「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向けた「グリーンイノベーション基金事業」の一環となる。
 
■テーマ「廃プラ・廃ゴムからの化学品製造技術の開発」(研究開発項目 2)
(1)混合プラスチックからの基礎化学品製造技術開発
 2032年までに、混合された廃プラスチックを分別せず、直接基礎化学品(オレフィン、BTX等)を収率60~80%で製造し、製造時に排出されるCO2を0.8kg-CO2/kg-オレフィン以下にする技術を確立。数千~数万トン/年スケールの実証で、現行ケミカルリサイクルプラスチックと比べて製造コスト2割減を目指す。
(2)廃タイヤからのカーボンブラック再利用技術開発
 2032年までに、廃タイヤよりリサイクルされるカーボンブラックをバージン材と同等の品質で製造し、リサイクル品製造時に排出されるCO2を1kg-CO2/kg-カーボンブラック以下にする技術を実現。数千~1万トン/年スケールの実証で、バージン材と同程度にタイヤ製造へ活用することを目指す。

問い合わせ先はNEDOバイオ・材料部( Tel:044:520:5207 )