住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2024年09月17日
菱ガス化など、東新潟地域のCO32回収・貯留設計受託
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 石油資源開発(JAPEX」)、三菱ガス化学( MGC )、東北電力、北越コーポレーションの4社は12日、エネルギー・金属鉱物資源機構( JOGMEC )と、令和6年度の東新潟地域におけるCO2回収・貯留(CCS事業)に関する設計作業受託契約を締結したと発表した。
 同計画は、新潟県が進める「新潟カーボンニュートラル拠点開発・基盤整備戦略」(2023年3月公表)の対象エリアである東新潟地域で、2030 年までの CCS 事業開始を目指し、昨年度に行った事業性調査に加えて、「CCS バリューチェーンにおける設計作業」、「CO2 貯留予定地の貯留ポテンシャル評価作業」を実施するもの。
 4社は今後、「CCS バリューチェーンにおける設計作業」として、CO2 分離回収、CO2 輸送、CO2貯留のバリューチェーン全体での検討を進める予定だ。
 また、「CO2 貯留予定地の貯留ポテンシャル評価作業」として、評価作業( 試掘 )に係る準備作業(作業用地の造成工事等)、作業に係る資機材調達・保管計画、作業(試掘井掘削)の実施、作業によって得られたデータの分析・評価も進めることにしている。

■東新潟地域 CCS 事業の概要
◇概要
・貯留地域 新潟県内(既存油ガス田等)
・貯 留 量 約 140 万トン/年
・排 出 源 新潟県の化学工場、製紙工場、発電所
・輸送方式 パイプライン
・事業の特徴 化学、紙、電力などを対象に、既存の油ガス田等を活用し、脱炭素燃料や環境価値などの付加価値を創出する事業を推進する。
<4社の役割分担>
▽JAPEX :
・CO2 輸送パイプラインおよび CO2 圧入・貯留に係る坑井・設備に係る設計作業等
・CO2貯留予定地の貯留ポテンシャル評価作業
▽MGC :
・ CO2圧入・貯留に係る坑井・設備に係る設計作業等
・自社工場における CO2分離回収設備に係る設計作業等
▽東北電力 : 自社火力発電所における CO2分離回収設備に係る設計作業等
▽北越コーポレーション : 自社工場におけるバイオマス燃料由来 CO2分離回収設備に係る設計作業等

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1726536763.pdf





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