1999年11月24日 |
三菱化学の連結子会社の業績向上 |
バーベイタムも黒字に転換 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学、三菱樹脂 |
三菱化学の平成12年3月期の連結決算は売上高が約7,759億円、営業利益が同285億となったが、このなかでは特に営業利益の順調な拡大振りが周囲の注目を集めている。11年9月期の実績は明らかでないが、同年3月期トータルの営業利益は同321億円であった。同9月期はそれを大きく上回るペースで拡大が進んでいるもの。同社では通期の連結営業利益が560億円になると予想している。 同社では、上期の好調の要因としては米・バーベイタム、三菱樹脂、三菱化学MKVなど有力連結子会社の業績の好転が挙げられると説明している。うちバーベイタムは黒字転換を果たした。人員削減などの思い切った合理化策の展開が効果を上げたと言う。三菱樹脂と三菱化学MKVの両加工会社の場合も、業績回復の主因は同様に合理化の徹底が所期の効果を上げたからとされる。 |