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CHEMNET TOKYO

2024年09月24日
東北大、iPS細胞由来神経幹細胞で骨再生確認
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東北大学

 東北大学大学院 歯学研究科の塩飽由香利助教らの研究グループは24日、iPS細胞由来神経幹細胞による骨再生促進およびそのメカニズムの一端が明らかになったと発表した。
 神経系は神経ペプチドやホルモンを介して骨代謝を調節している。近年の研究で、神経系が骨代謝を調節していることは明らかになってきたが、神経による骨再生治療の可能性についてはよく分かっていなかった。研究グループは今回、iPS細胞由来神経幹細胞をマウス頭蓋冠骨欠損部に移植し、骨再生の促進を確認した。
 今後、iPS細胞由来神経幹細胞による将来的な骨再生治療への応用や、神経系による骨代謝機序の解明に貢献することが期待される。同研究成果は9月24日に学術誌「Acta Biomaterialia」にオンライン公開された。

<用語の解説>
◆神経ペプチド :神経刺激伝達に関与するアミノ酸の小さな鎖(ペプチド)の総称

ニュースリリース参照
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20240924_05web_ips.pdf





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