2024年09月26日
帝人、再生PET不織布、阪神2軍の新球場に
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人

 帝人フロンティアによると、同社の再生ポリエステル原料を使用したタテ型不織布が、来年3月阪神甲子園球場が開設する阪神タイガースファーム(2軍)の新球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のバックネット裏前方エリア観客席(約150席)の背中部分のクッション材に採用された。
 
 このタテ型不織布は優れた耐久性・通気性や軽量性などの機能を有することから、高機能クッション材として、広く使用されている。

 帝人フロンティアと阪神甲子園球場は、球場内で分別回収された使用済みポリエステル製ビール用プラスチックカップからリサイクルポリエステル原料を製造し、その原料を球場内イベントで配布するノベルティや、同球場のラバーフェンスのクッション材の一部原料に使用するなど、環境に配慮した取り組みを2012年から開始した。今回採用されたタテ型不織布も、この取組みにより製造されたリサイクルポリエステル原料を一部に使用している。同社は、環境戦略「THINK ECO」を掲げ、環境配慮型の素材や製品を幅広く展開している。