2024年09月26日
富士フ、内視鏡検査レポート支援ソフトウェア
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

 富士フイルムは26日、AI技術を用いて上部内視鏡検査のレポート作成を支援するソフトウェア「AR-G1」を開発、販売開始したと発表した。「AR-G1」は、当社内視鏡情報管理システム「NEXUS(ネクサス)」のオプションとして提供する。

 内視鏡検査は、医師が患者の体内に挿入したスコープを使って観察し、その場で診断や処置を行って、レポートを作成する。検査中、各部位を観察しながら静止画撮影を行い、レポートに貼付する。検査レポートには所見や使用機材などの記録も必要で、病変など異常な所見が認められない患者に対してもレポート作成が義務付けられている。
 
 内視鏡検査は、食道がんや胃がん、大腸がんなどの早期発見に有効で、このところ検査数も増加している。医療現場では医師らの業務効率化が求められている。同社は、医療画像診断支援、医療現場のワークフロー支援などに活用できるAI技術を、「REiLI(レイリ)」のブランド名で展開してきた。2022年には、AI技術を用いて下部内視鏡検査のレポート作成を支援するソフトウェア「AR-C1」を発売し、内視鏡検査のワークフローの効率化に貢献している。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1727325955.pdf