住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2024年10月04日
九大、半導体量子ビットの高精度読み出し法を開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:九州大学

 量子コンピュータが、スーパーコンピュータを凌ぐ計算能力を実現して注目されているが、九州大学システム情報科学研究院の木山治樹准教授らの研究グループは3日、量子ビット性能によらず読み出しエラーを大幅に低減可能な新たなスピン量子ビット読み出し法を考案し、これまでの世界最高精度に匹敵する高精度読み出しを実現したと発表した。世界最高精度に匹敵する高精度読み出しを実現した。
 
 さらにこれまで、スピン量子ビットの読み出しは大規模配列においても有用な高精度読み出し法の開発が課題だった。今回研究グループが発表した手法は、大規模配列においても高精度を維持すると予想されている。今回の成果をもとに、半導体スピン量子ビット大規模配列の研究開発の促進が期待され、大規模半導体量子コンピュータの実現に向けた進展が期待される。
 本研究成果は、Nature社の科学雑誌「npj Quantum Information」に10月3日オンライン公開された。
 
ニュースリリース参照
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1157





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