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2024年10月08日 |
旭化成、伊社と3Dプリンター用再生樹脂で協業 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は8日、Aquafil S.p.A.(本社:イタリア トレント)が提供するケミカルリサイクル ポリアミド6(ケミカルリサイクルPA6)の「ECONYL」を使用するための覚書(MOU)を締結したと発表した。 旭化成のセルロースナノファイバー(CNF)を用いた3Dプリンター用樹脂材料に「ECONYL」を適用した製品を開発予定で、環境に配慮した素材を自動車、航空宇宙など幅広い分野に提供していく方針だ。 Aquafilが製造する「ECONYL」は、使用済みの漁網やカーペットを原料とした廃ポリアミドを、モノマーに解重合し、再度重合したケミカルリサイクルPA6樹脂。また、旭化成が独自開発した耐熱性に優れたCNFと「ECONYL」をベースポリマーにコンパウンドした3Dプリンター向け樹脂材料は、Aquafilおよび同社へ資本参画している伊藤忠商事との協業によって実現した。優れた造形性と強度を有していることから、今後は精密な造形精度と強度が求められる分野への適応が期待できる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1728355219.pdf |