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2024年10月08日 |
アステラス薬、英社と遺伝子治療剤 独占契約 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は8日、AviadoBio(本社:英国ロンドン)と、遺伝子治療プログラムAVB-101の独占的ライセンスを得るオプション契約を締結したと発表した。 AVB-101は、プログラニュリン遺伝子変異を伴う前頭側頭型認知症(FTD-GRN)の患者を対象とした第1/2相試験を実施中の、アデノ随伴ウイルスベクター(AAV)を利用した遺伝子治療プログラム。 前頭側頭型認知症(FTD)は、診断から3年~13年で死亡に至る重篤な若年性認知症で、一般的に、FTD患者は実行機能(注意力、記憶力、問題解決能力など)の急速な低下、行動異常、言語能力の喪失、無関心、運動機能低下を示すことが知られている。FTDは、65歳未満の認知症の主な原因であり、十分に認知されておらず、誤診されることも少なくない。 本契約に基づき、アステラス製薬は、全世界における同剤の開発・商業化に関する独占的なライセンスを得るオプション権を有する。アステラス製薬は対価として2,000万米ドルと、最大3,000万米ドルの一時金を支払う。アステラス製薬がオプション権を行使した場合、プログラムの進捗および売上高に応じたマイルストンとして最大21.8億米ドル、さらにロイヤルティを支払う可能性がある。 ニュースリリース参照 https://www.astellas.com/jp/news/29501 |