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2024年10月09日 |
出光・三井、千葉地区エチレン最適化進む |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:出光興産、三井化学 |
出光興産と三井化学の両社は8日、「千葉地区エチレン装置集約による生産最適化」に関する、FS(Feasibility Study:事業化調査)を終えたため、次のフェーズであるFEED(Front-End Engineering & Design:基本設計)に移行すると発表した。 ■背景 出光・三井の両社は、千葉地区にあるエチレン装置の生産最適化のため、2010年にLLP制度の活用による千葉ケミカル製造有限責任事業組合を設立し、徹底したシナジーの追求を行ってきた。だが、中国を中心に海外で大型設備の新増設が相次ぎ、国内需要の減少もあって、日本のエチレン装置は低稼働を余儀なくされてきた。 こうした中、両社は今年3月から、京葉地区に保有するエチレン装置について三井装置1基に集約するためのFSを行ってきた。 ■FEEDにおける千葉地区のエチレン装置集約の前提 (1)集約時期の目途 :2027 年度 (2)集約の方法 :出光装置を停止し、三井装置に集約 (3)エチレン装置原料 両社がLLPへ供給 (4)対象製品 :エチレン、プロピレン、C4を含む全留分 (5)集約後の事業形態 :現行のLLPを継続し、LLPにて三井装置を共同運営 (6)意思決定の時期 :2025年度下期 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1728453485.pdf |