2024年10月17日
9月エチレン生産39トン弱、前年比9.7%減
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は17日、9月のエチレン生産量は前年比9.7%マイナスの389,700トンだったと、主要製品の9月生産実績を発表した。秋の定修シーズンに入り、誘導品生産にも減少傾向が目だった。

 9月のエチレン生産量は389,700トンで、前月比▲3.4%(▲13,3600トン)、前年同月比▲9.7%(42,000トン)の減少だった。定修センターは出光興産(徳山)の1社1プラント(前年はゼロ)。稼働プラントの実質稼働率は前月の81.7%から80.2%へと低下した。

 誘導品生産量を前年同月と比べると、全17品目のうち、プラスとなったのはHDPE、EO、EG、アセトアルデヒド、合成ゴムBR、芳香族トルエンの6品目。あとの11品目はマイナスに終わった。
 
 同協会では、「消費マインドとしては、緩やかながらも持ち直しの動きが続いている。国内の生産活動も9月に入って多くの産業に増加予測が出ている」と分析。汎用樹脂については「夏季休暇があった前月と比べ、いずれも大幅なプラスになった」とした。輸出市場に対しては「原油、ナフサなどの原料動向の先行きが見極めにくい状況のなか、前月比ではLDPE、HDPE,PPがプラスとなった。在庫は高め水準」との見方を示した。
 
18品目
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4樹脂
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MMA
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