住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2024年10月17日
AGCとユーグレナ、廃棄塩リサイクル化に成功
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:AGC

 AGCは17日、100%子会社であるAGCディスプレイグラス米沢(本社:山形県米沢市=ADY) とユーグレナ(本社:東京都港区、出雲充社長)が、車載ディスプレイ用カバーガラスの化学強化工程で発生する廃棄塩を、肥料原料としてリサイクルすることに日本で初めて成功したと発表した。ADYで発生した廃棄塩をリサイクルし製造された肥料は、ユーグレナから販売が開始した。なお、AGCとユーグレナは7月に特許出願した。

 ADYは、車載ディスプレイ用カバーガラスの強度を高めるため、硝酸カリウムを主成分とする溶融塩を用いて化学強化を行っている。この工程で使用された塩は焼却処理や埋め立て処理によって廃棄されており、環境負荷につながっていた。また廃棄塩に含まれる窒素・カリウムは肥料の三要素を構成する重要な成分だが、日本においてこれらの成分を含む肥料原料は大部分を輸入に依存しており、供給が不安定になりやすい懸念があった。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1729149093.pdf





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