2024年10月29日 |
住化・丸善「京葉エチレン」運営最適化へ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は28日、丸善石油化学と合弁の「京葉エチレン」(出資構成:丸善55%、住化45%)の運営について、製品引取枠の削減を丸善に申し入れるとともに、京葉エチレンの抜本的な運営最適化に向けた検討を開始したと発表した。 住友化学は、石化事業が内需の減少や輸入品の増加など厳しい事業環境にあることから、国内石化事業の構造改革の一環として、2015年に自社にとって唯一のエチレン製造設備(千葉工場内)を停止し、必要なエチレンなどの調達先を京葉エチレンに一本化してきた。 だが、中国など途上国の供給拡大や国内外需要の低迷はなお続くと予想されることから、住化は京葉エチレンからの製品引取量の削減を丸善石化に申し入れた。今後両社は、京葉エチレンのもう一段の体制見直しが必要になるとして詳細検討に入った。 ■京葉エチレンの概要 ▽社名 京葉エチレン株式会社 ▽出資金 6,000百万円 ▽出資比率 丸善石化55%、住友化学45% ▽製品引取比率 丸善石化40.6%、住友化学59.4% ▽設立年月 1991年9月 ▽エチレン生産能力 第4エチレン製造装置 768千トン/年(非定修年) ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1730169469.pdf |