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2024年10月30日 |
旭化成、偽造防止識別フォーム、インドで採用 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は30日、TIS(本社:東京都新宿区、岡本安史社長)は、共同で構築した偽造防止デジタルプラットフォーム「Akliteia(アクリティア)」が、インドで機能性材料の真贋判定に活用され、10月から、機能性材料メーカーであるアジア物性材料社とともに真贋判定の取り組みを開始したと発表した。「Akliteia」の海外での活用は今回が初めて。 近年、サプライチェーンのグローバル化とともに、輸出先における偽装問題が課題となっており、流通過程での偽造品混入の防止が重要テーマとなっている。一般的に海外輸出製品は、ユーザーに製品が届くまでに、輸入業者や中間業者など多くの事業者を経由するため、偽造品が混入するリスクが高い。 これまで「Akliteia」は主に最終製品の真贋判定に採用されてきたが、製造過程で使用される原材料や間接材料についても偽造品の流通が問題となっており、偽造品の混入による完成品の品質低下や歩留まりの低下が懸念されることから、サプライチェーン全体での対策の重要性が高まっている。 アジア物性材料では、出荷するセレンに偽造防止ラベルを貼付した後、販売先となるインドの輸入事業者で、流通情報をブロックチェーンに登録したうえで中間業者に販売する。最終的にセレンを使用する加工業者が使用前に真贋判定を行うことで、純正品を識別することができる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1730259538.pdf |