2024年11月08日

旭・三井・三菱ケミ3社「西日本連携」構想進む

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：旭化成、三井化学、三菱ケミカル

旭化成、三井化学、三菱ケミカルの3社は8日、5月に発表した「西日本におけるエチレン製造設備のカーボンニュートラル実現に向けた3社の連携」について、これまでに石油資源に代わるバイオマスの原料化、低炭素燃料への転換など、エチレン製造設備のグリーン化に資する具体的な方策や、将来の最適生産体制のあり方につい議論を重ねてきた結果、地区をまたぐ連携にも意義があることが確認できた。このため3社は、共同事業体の設立を前提に、西日本におけるエチレン製造設備のグリーン化ならびに将来の能力削減も含めた生産体制最適化について、さらに踏み込んだ検討を行っていくことで合意したと同日発表した。 　今後、これらの取り組みに必要なコストやGHG削減効果なども含む利益は3社で公平かつ合理的に負担・享受するという考え方を基本に、エチレン製造設備のグリーン化に向けて各社の保有するGX技術を提供・実装する可能性を追求していく方針だ。