2024年11月13日 |
三菱ケミ・新中計、29年度営業益5700億円めざす |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルグループの筑本学社長は13日、2024~29年の「新中期経営計画」を発表した。 この中で、コア営業利益を24年度(予測)の2900億円から29年度5700億円、売上高は24年度の4兆4700億円から29年度4兆9500億円への拡大をめざす。コア営業利益率は6%から12%、ROICは5%から8%にそれぞれ引き上げるとしている。 まず、事業ポートフォリオを見直し、以下の取り組みを行う。 (1)ケミカルズ事業を成長ドライバーとして展開する。「規律ある事業運営の3原則」のもと、コア営業利益率約4倍に増やし、全社中最も稼ぐセグメントにする。平均成長率目標:33%。 (2)ファーマ事業は既存事業の改革によってキャッシュを創出、選別した事業に集中する。コア営業利益を約2倍にする。平均成長率目標:12%。 (3)産業ガス事業は、高収益のビジネスモデルを構築し安定下収益を確保する。平均成長率目標:5%。 ■事業の選択と集中 「事業選別の3つの基準」に基づき、ノンコア事業の整理・売却を加速する。23年度までの売却案件10件、24年度以降の計画案件は30件。 ◇売却案件の事例=アルミナ、軽金属、化成肥料(21年)、ACH法MMA(英国 22年)、農業用フィルム、アクリル繊維、経口カプセル、エンプラ、ビスフェノールA、ITシステム開発(23年)、トリアセテート繊維、ACH法MMA・AN(広島)、高純度テレフタル酸(インドネシア)、製鉄用コークス(香川)、同(関西熱化学)(24年) ■KAITEKI Vision35の事業領域 (1)グリーン・ケミカルの安定供給基盤:化学産業のグリーン化をグローバルにリードする (2)環境配慮型モビリティ:環境対応に伴うモビリティの進化を素材で支える (3)データ処理と通信の高度化:半導体高度化のエコシステムを支える (4)食の品質保持:おいしさを長持ちさせて食の流通・加工プロセスを支える (5)新しい治療に求められる技術や機器:新しい治療を医療グレードの高機能素材で支える (注)以下、ホームページにあります。 三菱ケミカル:ホームページ参照 https://www.mcgc.com/ir/02111.html |