2024年11月18日

聖マリアンナ医大など、EBウイルス感染症治験

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聖マリアンナ医科大学、東京科学大学、九州大学の研究グループは18日、日本医療研究開発機構（AMED）の支援を得て、慢性活動性EBウイルス感染症（CAEBV）に対するJAK1/2阻害剤ルキソリチニブの効果を検証する医師主導治験を実施したと発表した。 　治験には、発熱や肝機能障害などの炎症症状を持つ9人の患者が参加し、そのうち22％（2人）が疾患活動性の完全消失、「完全奏効」を達成した。7人が治療を完遂し、そのうち5人（71.4％）は治療中に血液毒性や病気の進行を示さず、外来での治療が可能だった。1人は治療中に病変部の縮小による出血が見られたため、治療を中止した。これらの結果はルキソリチニブがCAEBVの疾患活動性に対して有望な治療薬であることを示した。 　日本医療研究開発機構の支援を得た。研究成果は、国際科学誌「 Blood neoplasia」（11月2日）に発表された。 （詳細） https://www.kyushu-u.ac.jp/f/59496/24_1118_01.pdf