住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2024年11月20日
「大阪万博」施設素材に酢酸セルロース
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル

 ダイセルは20日、来年4月に開幕する「大阪・関西万博」会場敷地内に設置する「大地の広場」に竹中工務店が建設する「森になる建築」の3Dプリンターがダイセルの協賛によって完成したと発表した。

 「森になる建築」は、来場者が休憩等に使用する仮設建築物として会場内に施設するもので、構造材として天然由来素材で生分解性を持つダイセルの酢酸セルロース樹脂「CAFBLO」を3Dプリントしたものを使用する。外装材は手すきの和紙などの植物で構成する。
 生分解性樹脂を3Dプリントして建築する構造物としては世界最大で、今年10月には「生分解性樹脂を構造材として一体造形した、世界最大の3Dプリント建築」として、ギネス世界記録に認定された。2025年4月完成の予定だ。

■「森になる建築」の概要
▽建設地 :万博会場敷地内 大地の広場
▽設計施工 :竹中工務店
▽工期 :2024年8月~2025年4月
▽大きさ:直径4.65m、高さ2.95m
▽棟数 :2棟
▽構造 酢酸セルロース造り
▽主要仕上材 :(外装)紙、植物の種子・苗 (内装)酢酸セルロース

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1732086240.pdf





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