2024年11月25日 |
AGC、中部圏水素・アンモニア社会構築で合意書 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:AGC |
AGCは25日、中部圏における水素やアンモニア等のサプライチェーン構築に向けて「中部圏水素・アンモニア社会実装推進会議」(推進会議)と基本合意書を締結したと発表した。今後、水素やアンモニア等の供給や需要を推進する企業が相互協力し、サプライチェーンの構築や2050年のカーボンニュートラル実現を目指す。 中部圏(岐阜県、愛知県、三重県)は全国人口の9.0%、広さ5.7%、全産業の売上高8.2%を占める、わが国の一大産業地域だが、全国の温室効果ガス排出量も高く9.7%を占める。 そこで同地域のものづくり力や、イノベーション力を生かし、カーボンニュートラルの実現と経済成長を両立させながら水素・アンモニア社会の実装を目指すというのが推進会議の狙いだ。同会議は同社のほかアイシン、出光興産、トヨタ自動車、日本製鉄、住友商事など主要企業20社で構成。 AGCグループは、中期経営計画 ( AGC plus-2026 )の中で、2050年のカーボンネットゼロを目標の一つに掲げている。同社は、GHG排出量削減のために、ガラス製造に使用する燃料に、水素やアンモニアを活用する実証実験を行うなど、クリーンエネルギーの活用を進めている。自社だけでなく、外部組織との連携を進めることで、持続可能な地球環境の実現に貢献していく方針だ。 |