2024年11月28日 |
UBE、半導体向け高純度硝酸の生産能力増強 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:UBE |
UBEは28日、半導体向けに高純度硝酸の需要が好調なため、宇部ケミカル工場(山口県宇部市)の生産能力を増強すると発表した。2024年度初頭に増設した製造設備に続くもので、生産能力は現在よりもさらに30%程度増強する計画。 近年、半導体の洗浄やエッチング工程に使われる高純度硝酸市場は順調な成長を続けている。UBEは1986 年の生産開始以降、国内外の半導体市場の拡大に応じて段階的に生産能力を増やし、高い国内シェアを維持してきた。半導体市場は、生成AIやデータセンター、モビリティをはじめとした高度ICT社会の実現に向けて、今後も需要拡大が見込まれることから、今回、能力増強を決めた。 UBEの高純度硝酸は、自社高純度化技術と品質管理能力を強みに、半導体製造には不可欠な安定した高純度製品を製造し、国内外の半導体製造工程で採用されている。今後も社会のデジタル化に伴い拡大する高純度薬液需要に対してタイムリーに能力増強を行い、高純度安水(高純度アンモニア水)を含めたスペシャリティ事業の拡大を推進していく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1732776504.pdf |