2024年12月10日 |
出光興産、大林組とバイオ燃料実証開始 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:出光興産 |
出光興産は10日、大林組、(株)松林(本社:京都府宮津市、松林威寿社長)と3社で、大林組が建設現場で使用する建設機械および発電機向け燃料に、CO2削減効果のあるバイオ燃料「出光リニューアブルディーゼル」( IRD )を使用する実証実験を開始したと発表した。 出光は同結果を踏まえ、2025年初めから新商品として「IRD」の販売を開始する予定だ。 「 IRD 」は、植物由来の廃食油などを原料として製造されるバイオ燃料で、燃焼時にCO2を排出するが、原料の植物が成長過程でCO2を吸収するため、カーボンニュートラルな燃料とされている。 同社は、欧州EN規格( EN1 5940:2016 )に適合したリニューアブルディーゼル( RD )を海外から調達し、独自の規格および品質を担保した商品「 IRD 」として販売する。既存の流通インフラの活用や内燃機関で使用できるため、運輸業界や建設業界での普及が期待されている。 今回実証では、大林組の建設現場で、建設機械(油圧ショベル)に軽油代替燃料として「IRD」を使用する。「IRD」は、松林のネットワークを通じて使用現場まで配送され、パトロール給油される。本実証を通じて3社は、「IRD」の使用が建設機械に及ぼす影響を調査する。また、燃料の調達から供給、運用、メンテナンスまでのプロセスを総合的に検証していく方針だ。 |