2024年12月11日
熊本大、縄文土器から九州最古級マメ類痕発掘
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:熊本大学

 熊本大学大学院人文社会科学研究部・国際人文社会科学研究センターの小畑弘己教授は11日、福岡市埋蔵文化財センターと協力して2023年からX線CTスキャナーによる福岡市内出土の縄文土器の混和物の調査を行った結果、東アジアでも二番目に古く、日本では珍しい貝の殻を混入した縄文時代早期の土器群、さらには九州地方では最古級となる同時期のダイズ属やアズキ亜属の種子圧痕を検出したと発表した。
 先史時代の土器の中にはさまざまな有機混和物が含まれている。発掘調査は一旦終了していたが、収蔵庫に眠っている土器をもう一度最新技術で見てみようと再調査した結果、新たな発見を得た。
 本研究は文科省の科学研究費補助金研究・学術変革領域研究(A)「土器を掘る」の支援を得て行った。

ニュースリリース参照
https://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2024-file-1/release241211.pdf