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2024年12月13日 |
三菱ケミのバイオエンプラ、BMW前面に採用 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ |
三菱ケミカルグループの植物由来のバイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」 が、BMW グループの大型高級セダン・7シリーズのキドニーグリルに採用された。同樹脂がBMWの自動車の外装部品に採用されたのは初めて。 今回、BMW の象徴部分である前面のキドニーグリルに、塗装レスで高級感のあるピアノブラックを表現できるDURABIOが採用された。DURABIOの着色剤を配合するだけで光沢のある高度な意匠性を実現し、従来必要だった塗装工程を省略できる。製造時に発生するVOC(揮発性有機化合物)を低減する特性を有している。今回は黒色が採用されがほかの色でも展開可能だ。 DURABIOは、素材に再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いたバイオエンジニアリングプラスチックで、枯渇資源である石油の消費量削減につながる。原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの低減にも貢献する。耐衝撃性、耐傷付き性、発色性に優れ、自動車をなどモビリティの内外装部品、光学・電子デバイス部材、日用雑貨など幅広い分野で採用が進んでいる。 ◆キドニーグリルとは : 車両の前面に位置する網目状の金属部分。エンジにゃラジエターを冷却する機能と個性的なデザインを兼ね備えている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1734065479.pdf |