住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2024年12月16日
三洋化成、バイオ燃料の流動性向上剤開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三洋化成

 三洋化成工業は16日、バイオディーゼル燃料の低温流動性向上剤(商品名「ネオプルーバー HBF-101」)を開発したと発表した。
 バイオディーゼル燃料は、植物や廃食油を原料とし、CO2排出量が実質ゼロベースのことから、カーボンニュートラルな次世代型エネルギー源として期待されている。しかし、軽油に比べて低温環境下での流動性が悪く、寒冷地での使用には対策が必要だった。
 同社は今回、バイオディーゼル燃料に添加することで低温流動性を改善し、寒冷地でのエンジントラブルを未然に防ぐことのできる流動性向上剤として「ネオプルーバー HBF-101」を開発した。今後積極的に市場展開し、持続可能なエネルギー社会の構築に貢献していくとしている。

■「ネオプルーバー」に期待される効果
(1) 寒冷地での燃料性能向上: 燃料の流動性を維持し、車両や機械の安定稼働を支援。
(2) メンテナンスコストの削減: フィルターやポンプの目詰まりを防ぎ、エンジントラブルを抑制。
(3) 利用地域の拡大: 寒冷地でもバイオディーゼル燃料の使用が可能になり、地域ごとに異なる原料の性状に応じた個別の対策を取る必要が減り、効率的で一貫した運用ができるようになる。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1734317632.pdf





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