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2024年12月19日 |
三菱ケミ、半導体向け合成石英粉 設備増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ケミカルグループ |
三菱ケミカルグループは19日、半導体製造工程で使用される合成石英粉「三菱合成石英」について、堅調な需要の伸びに対応するため、九州事業所・福岡地区(福岡県北九州市)の生産能力増強を決めたと発表した。2028年9月の稼働開始をめどに現有設備比35%の増強を行う。 「三菱合成石英」は、超高純度を特長としており、半導体用シリコン(インゴット)の製造に使用する「石英るつぼ」や半導体製造装置内の高純度石英パーツの原料となる。特にインゴットの製造工程では、ウエハ品質を大きく劣化させる不純物の混入を抑制するため、石英るつぼの表面は非常に高い純度が求められる。 本製品は、長年培った製造技術によって砂状シリカとして世界最高レベルの純度を実現しており、高い市場競争力を有している 今回、半導体市場の継続的な成長に伴う需要に応えるため、生産能力増強を決定した。 ■設備増強の概要 ・立 地:三菱ケミカル 九州事業所・福岡地区(福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1-1) ・稼働時期:2028年9月(予定) ・生産能力:現状の生産能力+35% ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_ |