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2025年01月28日 |
東海カーボンなど、廃タイヤからカー黒再生へ |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:東海カーボン |
東海カーボン、ブリヂストン、九州大学、岡山大学の4者は27日、使用済タイヤ等の高分子製品から取り出された再生カーボンブラック( recovered Carbon Black =rCB )を二次処理し、石油・石炭由来の新品カーボンブラック並みのゴム補強性を持つカーボンブラック(eco Carbon Black =eCB )を生成するための技術開発プロジェクトを開始したと発表した。 同プロジェクトは、昨年12月にNEDOの「グリーンイノベーション基金事業/ CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発(追加公募)」に採択された実証事業「使用済みタイヤを含む高分子製品からのカーボン再利用技術の開発」事業の一環となる。 使用済タイヤ等の再利用への取り組みはすでに行われているが、rCBには多くの不純物が含まれているため、タイヤへの活用にはゴム補強性の面で課題を抱えている。また、使用済タイヤの多くはサーマルリカバリー(熱回収)により燃料として有効利用されているが、その際にCO2排出を伴う。 4者は自動車・交通需要の増加に伴い、タイヤの需要が伸長していく中で、リサイクルによる資源循環の向上を図り、高度な循環技術の開発を通じて、サーキュラーエコノミーとカーボンニュートラルの実現に貢献する。 |