1999年11月11日 |
タイタンポリエチレン、2号機も稼動開始 |
マレーシアの石化体制大幅に拡充 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社ならびにポリオレフィン業界筋が入手した情報によると、マレーシアのポリエチレンメーカー「タイタンポリエチレン」は9日、年産20万トン能力のポリエチレン第2号機の本格稼動を開始した。同装置は、エクソンの技術によるLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)とHDPE(高密度ポリエチレン)のスイングプラント。同社はこれによって既存の設備と合わせて一気に同40万トンのポリエチレン供給体制を整えたことになる。 マレーシアでは、これに先駆けて9月末にタイタンペトロケミカルが同30万トン能力のエチレン第2号機を完成して10月早々から直ちに本格操業に入っている。これに伴い同社のエチレン生産能力は同53万トンに拡大した。今回スタートしたPEプラントはその新エチレンプラントで生産されるエチレンの最大の消化設備。これに続いては同20万トンのPP(ポリプロピレン)設備やVCM(塩ビモノマー)設備などの増設プラントが相次ぎ完成、稼動に入る予定。この結果マレーシアの石油化学工業体制は大幅に拡充される。 |