1999年11月10日 |
蘭・モンテル、韓国・大林産業とPP事業で提携 |
年内にも折半出資会社設立、50万トン設備能力に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:BASF |
オランダのモンテル・ポリオレフィンズは現地時間の9日、韓国の大林産業と韓国においてPP(ポリプロピレン)の合弁会社設立で合意した、と発表した。 両社は年内にも折半出資で新会社を設立、大林産業のPP事業を運営する。また、大林産業がハンファ綜合化学とすすめているPPとPE(ポリエチレン)の事業交換後のPP事業運営も引き継ぐことになる。 大林産業は現在、麗川地区に年産35万トンのPP設備を持つが、ハンファ綜合化学が持つPP設備を統合すると新会社は50万トンを超えることになる。 一方モンテルは、親会社であるシェルがBASFと提携、エレナック、タゴールとの統合が決まっており、3社統合後は全世界でPP540万トン能力を持つことになっている。今回の韓国における提携によりその能力は600万トン弱となる一方、日本のモンテル・エスディケー・サンライズ(MSS)、台湾の台湾ポリプロピレン(TPP)と、極東アジアにおける事業基盤が一段と強化されることになる。 |