2002年03月04日 |
ポリプラスチックス、「超耐熱液晶ポリマー」開発、発売へ |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス |
ポリプラスチックスは4日、超高耐熱液晶ポリマー「ベクトラSシリーズ」を今月から新発売すると発表した。昨年8月に販売開始した高耐熱「ベクトラTシリーズ」に続くものだが、新シリーズでは、標準グレードである「ベクトラS135」(ガラス繊維35%)の場合、荷重たわみ温度が340℃(荷重1.8MPa)と液晶ポリマー製品として最高レベルを実現した。 耐熱性だけでなく、機械的物性、流動性にも優れ、従来の「ベクトラEシリーズ」と同等という。従来このような超高耐熱領域で使用される液晶ポリマーには400℃以上という高い成形温度が必要だが、成形機内での滞留安定性やガスの発生が大きな問題となっていた。新シリーズではこれらの問題も解決した。 今後は特に耐熱要求の厳しい表面実装電子部品や高度な耐熱性が必要な電機・電子分野に需要を拡大していく。さらにグレードを増やし、幅広い市場の要求に対応していく方針だ。 |