1999年11月05日 |
フラットヤーンの9月の出荷、前年比減少幅が縮小 |
前月比はPPもHDPEもプラスに転じる |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
日本フラットヤーン工業組合が5日に集計したところによると、フラットヤーンの9月の出荷量はPP(ポリプロピレン)製品もHDPE(高密度ポリエチレン)製品もともに前月の実績を上回った。一方の前年同月比は、PP製品が引き続き大幅なマイナス成長となっているためトータルでも減少が続いている。しかし縮小幅は2.8%と小さく、これまでの5~6%を大きく下回っている。 同工業組合の調査によると、同組合加盟企業の9月の出荷量は、PP製品が1,575トン、HDPE製品が2,452トンの合計4,027トンとなっている。前月比は前者が109.1%、後者が113.9%といずれも高水準となった。片や前年同月比は、前者が91%となお不調ながら後者は102.5%と好調を持続した。 これにアウトサイダーの推定量を加えると、PP製品2,075トン、 HDPED製品2,682トンの合計4,757トンとなる。この場合の前月比は前者が112.5%、後者が115%といずれもプラスに転じている。一方の前年同月比は前者が90.6%におわっているものの、後者が103%と堅実な伸びを遂げたため合計では97.2%となった。過去1年あまりは毎月のように5~6%の前年割れが続いていただけに9月の結果については縮小傾向に歯止めがかかる前兆と受け止める向きが同製品界には多い_ |