1999年11月05日
独バイエル、中国・上海クロルアルカリとPCで合弁
2005年に10万トン体制~グループ合計で80万5,000トンへ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:バイエル

 独バイエルは中国現地時間の4日、上海クロルアルカリとの合弁により上海化学工業団地内で年産10万トンのPC(ポリカーボネート)生産設備を建設する、と発表した。このほど北京の人民大会堂で同意書(LOI)にサインしたもので、2003年にフェーズ〓として年産5万トン設備を建設、2005年初頭には10万トンに倍増する計画。
 バイエルは、アメリカ、ベルギー、ドイツ、イタリア、タイの5カ国にPC生産拠点を有しており、11月に商業運転入りを予定しているタイの4万トン設備を含め、現有能力は55万トンとなっている。同社は一昨年、PC生産能力を2002年までに70万トンに拡大する方針を打ち出しており、中国での計画はこれに続くものとなる。
 今回の計画は2期に分かれており、2003年完成をめどとしたフェーズ〓で5万トンを建設、さらに2005年初頭に5万トンを増設し、10万トン体制を構築するもの。この結果、バイエルグループのPC生産能力は80万5,000トンとなり、現在明らかとなっている計画完成ベースでトップの米GEプラスチックス(79万5,000トン)を抜き、世界最大のPCメーカーとなる。

http://www.c-nt.co.jp/news/bayer_pc.html" target=top>バイエルグループのポリカーボネート生産体制