1999年11月05日
BASF・AGとSINOPEC、江蘇省南通のエチレン建設で正式合意
エチレン年産60万トン、誘導品含め26億ドルを投資
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

 BASF・AGと中国石油化工総公司(SINOPEC)は現地時間の4日、江蘇省南通において進めている年産60万トンベースの石油化学コンプレックス計画のFS(企業化調査)レポートについて正式合意の調印を行った、と発表した。
今回の石油化学コンプレックス計画は、1996年3月に基本合意、1997年12月に中国当局の認可を得ていたもので、今回はFSレポートを完成、主要誘導品建設計画をまとめたもの。
 同JVコンプレックスは、SINOPECおよび傘下の揚子石油化工公司、BASF・AGにより26億ドルを投資し、エチレン60万トン、芳香族30万トン、LDPE(低密度ポリエチレン)40万トン、EG(エチレングリコール)30万トン、アクリル酸16万トン、アクリル酸エステル21万5,0000トン、オキソアルコール25万トン、ギ酸5万トン、プロピオン酸3万トン、メチルアミン3万トン、ジメチルホルムアミド3万トンの各プラントを建設するというもの。関連ユーティリティに5億ドルを投資する。
 両社では、2000年6月までに合弁会社を設立、2004年までにプラントを完成させ、中国国内マーケットへの安定供給体制を確立する方針。