1999年10月29日
煤孫浩士・日本スチレン工業会会長(旭化成工業専務取締役)のコメント
「消費者、需要家の信頼に応えた内容」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭化成、日本スチレン工業会

[1]食品容器素材としてのPSの評価
 すでに1998年11月、厚生省の中間報告書において、「使用禁止等の措置を講ずる必要はない」との判断が示され、また同年12月には農水省の公聴会において、「スナック麺容器の規格を改正する必要はない」との結論が示されている。
 今回環境庁から、「スチレン等を原材料とした食品容器については、現時点では安全とみなされる」との評価を受けた。一歩踏み込んだものである。これで主要行政(および検討会などの学識者)の判断がそろった。
 これは内外で行われた多くの実験が評価された結果であり、我々もその一端を担ったものと自負しており、消費者の安心、需要家の信頼にいささか応え得たと考えている。
[2]今後の対応
 日本スチレン工業会としては、現在の実験結果から得られた知見で(リストからの削除には)十分と考えているが、さらに内外各界の理解を得るよう、科学的知見の確立、および広報に努めたい。