1999年10月25日 |
通産省、化学業界の2000年問題対応を再確認 |
業界各社はロードダウンや要因増やすなど万全の構え |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:石油化学工業協会、日本化学工業協会 |
通産省化学課は、化学業界の2000年問題(Y2K)への対応を調査中だが、これまでに各社ともほぼ準備を完了しているもようだ。 同課は日本化学工業協会、石油化学工業協会、化学品輸出組合などを通じて、加盟会社を対象に今年3月、6月、9月と3回にわたりアンケートを実施、業界の対応状況を調査してきた。この結果、〓緊急マニュアルを作成した、〓模擬テストにより安全性を確認した、〓バッチ式設備など停止可能な設備は年末年始にかけて一時停止する、〓高圧設備は一時的にロードダウンするなどの回答が多く、ほとんどの企業は準備を完了しているようだ、という。 また各工場は、これまでの定修時に日付けを変更しての運転シミュレーションや部品ごとにマイクロチップの2000年問題の対応を確認しているほか、年末年始には保安要員を増員するなどの対応を考えているようだ。 なお同課では、11月に再度アンケートやヒアリングを実施し、安全管理に万全を期すよう、業界に呼びかけていく方針。 |