1999年10月25日

米ダウ・ケミカル、第3四半期業績は増収増益

原料コスト高を生産性向上と価格改善でカバー

【カテゴリー】：人事/決算 【関連企業・団体】：なし

ダウ・ケミカル日本は25日、米ダウ・ケミカルの1999年第3四半期の業績を発表した。これによると売上高は前年同期比9%増の47億ドル、非計上項目を除外した当期利益(EBIT)は8%増の5億8,400万ドル、1株当たり利益は1.44ドルと8%増加し好調を記録した。 　同社では、「原料・エネルギーコストが30%上昇したにも関わらず増収増益となったのは、多様な事業構成と市場の組み合わせ、また効率的な運営やコスト削減努力などの結果である」としている。 　特に好調だったのは化学品・プラスチック製品部門で、生産性の向上と旺盛な需要、また小幅ながら販売価格の改善を実施したことが原料高をカバーした。なお化学品部門の当期利益は前年同期比46%増の1億100万ドル、プラスチック製品部門の当期利益は57%増の2億700万ドルであった。業績は下記の通り。(単位百万ドル) [1999年第3四半期業績](　　)内は前年同期実績 売上4,693(4,314) 利息・法人所得税および少数株主持分損益前当期利益 584(564) 普通株1株利益1.44ドル(1.40ドル) 非計上項目除外 EBIT584(540) 普通株1株利益1.44ドル(1.33ドル) [1999年1~9月業績](　　)内は前年同期実績 売上13,729(14,000) 利息・法人所得税および少数株主持分損益前当期利益 1,981(2,075) 普通株1株利益4.74ドル(5.10ドル) 非計上項目除外 EBIT1,981(2,023) 普通株1株利益4.74ドル(4.96ドル)