1999年10月22日 |
電気化学、溶融シリカフイラーを合計6,000トン増強 |
大牟田の3,000トン増強は完了/来秋シンガポールで3,000トン増強へ |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:電気化学工業 |
電気化学工業は、溶融シリカフイラーについて、大牟田とシンガポールの2拠点で合計6,000トンの増強を実施する。大牟田では先頃3,000トンの増強を完了しており、来年秋にはシンガポールの子会社DAPL(デンカアドバンテック)でも3,000トン増強する予定。 同社は現在、大牟田に年産約1万8,000トン、シンガポールに約1万トンの設備を有し、破砕タイプと球状タイプあわせ2拠点で約3万トンの生産体制を構築している。しかし、半導体パッケージ向け溶融シリカフイラーの出荷が好調であり、中でも球状タイプの新品種の需要が急増、供給が追いつかなくなりつつある。こうしたことから球状新品種の生産について、2拠点あわせ6,000トンの増強を決定した。大牟田についてはこのほど3,000トンの増設を完了、2万1,000トンとなった。 さらに来年秋をめどにDAPLの設備についても3,000トン増設する予定で、完成により1万3,000トンに拡大、2拠点で約3万6,000トン体制を構築する。 |