1999年10月21日 |
東レ、インドネシアETX社の紡績設備を増設 |
2000年11月稼働~50%増の9万7,000錘規模に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:東レ |
東レおよび同社の海外関係会社のイースタンテックス社(ETX)は21日、インドネシア東ジャワ州スラバヤ近郊の工場内に約1,600億ルピー(約24億円)を投じてポリエステル綿混紡績糸生産設備を約3万2,000錘増設する、と発表した。2000年11月に稼働すると既存約6万5,000錘設備との合計で9万7,000錘となり、約50%拡大する。なる。 新工場の建設は直ちに着手する予定で、2000年11月の稼働を目指す。資金調達はETX者の自己資金および借入金まかなう。紡績糸の増設分は、1997年6月に焼失したマレーシアの100%出資子会社PENTEXの11万錘設備の生産能力の一部を補うもので、アセアン地域の東レグループ織布会社向けを中心に販売、旺盛な糸需要と高品質糸のニーズに応える。 東レグループは、高効率で高収益な最適生産・販売体制をグローバルに再構築する「グローバルなビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR)」を推進中で、今回の増設も海外事業の中核の1つであるポリエステル綿混紡織物事業のコスト競争力強化と品質向上を目指した、世界戦略の一環に位置付けられる。 なおETXは、資本金52億2,900万ルピーで、東レが70%、現地企業が30%出資している。 |