1999年10月18日 |
住友化学、SM2次値上げ決着~3次も検討 |
ナフサ高/国際市況の高騰を背景に |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:住友化学、日本オキシラン |
住友化学工業は、8月にSM(スチレンモノマー)でキログラム8円の第2次値上げを打ち出し、需要家筋との交渉を進めていたが、これまでにほぼ達成した。しかし、原料ナフサ価格の高止まりが続いている上、東南アジア市況がトン当たり750ドルと依然上昇局面にあることから、来月早々にも第3次値上げを実施したいとして、検討を急いでいる。 SMの需要はこのところ堅調で、日本オキシラン、千葉スチレンモノマーの両設備とも高率操業が続いている。このため8月11日に打ち出した2次値上げは、ABS樹脂、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、EPS(発泡ポリスチレン)、不飽和ポリエステルなど各需要家筋の理解を得て、すでに90%達成、残りのユーザーともほぼ合意しており、実質的に完全決着の見通しがついたとしている。 |