1999年10月18日
独BASF、ブラジルに高吸水性樹脂7万トンを建設
自社開発の新技術採用し2002年稼働
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:BASF

 独BASFは現地時間の15日、ブラジルに年産7万トンのSAP(高吸水性樹脂)設備を建設する、と発表した。新設備は自社開発の新技術を採用、2002年の稼働を目指す。
 BASFは欧米に合計14万トンの生産能力を有する大手の一つ。今回の計画は、SAP事業のさらなるグローバル化に向けたステップに位置付けられており、子供用紙おむつの需要が急速に成長しているブラジルおよびメルコスール地域における事業を拡大していく考え。
 なお同社はGuarantiguetにおいて、2001年完成予定でブチルアクリレート設備を建設している。ブチルアクリレートとSAPは同社のアクリル酸事業にとって二大基盤であり、ポリマーシスパージョンや洗剤、コーティングレジンとともにアクリル酸チェーンを構成している。