2002年03月01日 |
経産省、産構審小委に「塩素化ナフタレン」措置報告 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
経産省は1日、産構審化学物質管理企画小委(小委員長・池田正之京大名誉教授)を開き、化学物質管理のための人材育成のあり方について意見交換した。 また、昭和ディー・ディー・イー製造が「塩素化ナフタレン」を輸入していた問題について、そのごの当局の対応を報告し、了承を得た。 同省化学物質管理課によると、「塩素化ナフタレン」は化審法の第1種化学物質に指定されているポリ塩化ナフタレンを主成分としているため、輸入や使用が制限されている。 昭和ディー・ディー・イー製造は1998年~2000年にかけて約18トンを英国から輸入し、1999年~2001年の間にポリ塩化ナフタレンを約3%含む合成ゴム「ネオプレンFB」約259トンを製造した。 これに対して同省は次の措置を講じた。 (1)「ネオプレンFB」の販売中止 (2)「塩素化ナフタレン」と「ネオプレンFB」の適正な保管 (3)製品販売先に対する事実関係の周知徹底 (4)「ネオプレンFB」の回収 なお、経産省ではこのほか日本化学工業協会、日本ゴム工業会、合成ゴム工業会、日本化学工業品輸出組合、日本化学工業品輸入協会の5団体に対して化学物質管理を徹底するよう求めたという。 |