1999年10月14日 |
グランドポリマー、タイのPPコンパウンド増設へ |
1系列4,000トン、現地需要急速に回復 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
グランドポリマーはタイのPP(ポリプロ)コンパウンド工場の操業が順調なため、1系列年産4,000トンの増設計画検討に入った。 同社は現地資本のサイアムセメントと共同でコンパウンド専業会社グランドサイアム・コンポジット社(GSC)を設立、ライヨン県に3系列6,000トンを完成したが、自動車向けを中心に需要が増えたため先に2,000トンのデポトル増設を行い、8,000トン能力としたばかり。 昨年は国内経済の混乱から操業率が40%まで低迷したが、それでも収支はトントンで推移、今年は好調で100%以上の操業が続いているという。タイ国内の景気はいま急速に回復、自動車生産台数も昨年の15万台から今年は30万台に増加するとみられている。このためコンパウンドの需要も今後伸長が続くとみられ、同社ではさらに1系列4,000トンの増設検討に入ったもの。合計能力1万2,000トンとなる。 |