1999年10月08日 |
スペイン大使館が化学産業誘致セミナー |
宇部興産の岡田取締役も現地カプロラクタム事業体験報告 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:BASF、宇部興産、バイエル |
欧州ではスペインが新たな工場立地として注目されているが、スペイン大使館商務部は来月17日、東京で財団法人海外投融資情報財団と共催して、「スペイン化学・プラスチック産業投資セミナー」を開催することになり、多数の出席を呼びかけている。 スペインは今年1月、欧州通貨統合に第一陣で参加、4月には外国投資の完全自由化を決めるなど、海外企業の誘致に積極的で、昨年度はスペイン向け外国投資額が過去最高となった。欧州内でもスペインは最も有望な投資先との見方が広がっているという。 そのスペインで外国直接投資が集中しているのが化学産業で、金額では製造業向け投資額全体の28%を占めている。BASF、バイエル、GEプラスチック、ダウケミカル、イーストマン、ヘキストなど欧米の大手化学メーカーがそろって進出、わが国でも宇部興産がカプロラクタムメーカー「PQM社」を買収、キャステリヨンに年産6万トンのカプロラクタムと、26万トンの硫安工場をもち欧州の一大拠点として事業展開中だ。 同セミナーでは、化学工業としての立地条件、インフラ整備状況、国としての投資優遇制度などスペインの投資魅力を紹介するほか、宇部興産の現地社長を務めた岡田温取締役にも貴重な経験談を報告してもらう予定だという。 http://www.c-nt.co.jp/kaigi/seminer1.html">スペイン化学・プラスチック産業セミナー案内 |