1999年09月30日
旭化成サランラップ販売、食品保存密閉容器「ジップロック コンテナー」を発売
10月1日から~初年度販売目標は10億円
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成工業とサランラップ販売は29日、10月1日から食品保存密閉容器「ジップロック(Ziploc)コンテナー」を全国で一斉販売する、と発表した。旭化成はすでにジップロック製品として、ジッパー付き食品保存袋を販売しており、今回新たに同ブランドの製品が追加されたことになる。初年度販売は10億円を目標としており、数年後にはジップロック製品で100億円の売上高を目指す考え。
 ジップロックは米ジョンソン社(Johnson & Son,Inc)の製品で、旭化成は1996年10月からジッパー付き食品保存袋「ジップロック フリーザー」、「同ストックバッグ」などを輸入販売してきた。ジップロック コンテナーは、すでに米国で1998年6月に発売されており、コストパフォーマンスに優れた新しいコンセプトの保存容器として定着、ヒット商品となっている。
 日本における食品保存密閉容器の市場規模は200数十億円と推定されるが、レオ造この大型化や家事の簡便化により拡大が期待されつつも、ここ数年は微増で推移している。同社では、主婦のニーズに応えた優れた性能を持つ新製品が、市場の活性化に寄与するとして期待している。またジップロック コンテナーの発売により、食品保存分野でラップフィルム、ジッパーバッグ、保存容器のすべてでサランラップおよびジップロックのトップブランドによる品揃えが実現したことになる。
 主な特長は、〓本体だけでなくフタも電子レンジ対応、〓繰り返し使用が可能ながら低めの価格設定、〓重ねることでスペースの有効活用やコンパクトな収納が可能、〓嵌合性が良く、保存・運搬時に十分な密閉力、〓アウトドアやランチボックスに適した軽量性、〓透明で内容が確認しやすい、など。なお今回発売する商品は、丸型(中)/3個入り、角型(中)/3個入り、角型(大)/2個入りの3タイプで、希望小売価格はすべて400円。

http://www.c-nt.co.jp/photo/ziplocl.jpg target=top>ジップロック、ボックス型のコンテナー (写真)