1999年09月29日 |
極東プラ懇の3代表が共同記者会見 |
「強い環境、リサイクル問題への関心」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学、日本プラスチック工業連盟 |
29日東京で開かれた第25回極東プラスチック業界懇談会は同日午後、総合討議を終えて閉幕したが、主席代表の森英雄日本プラスチック工業連盟会長(住友化学会長)、李国老韓国プラスチック工業協同組合理事長、陳殷発台湾区塑膠製品工業同業公会常務理事の3氏はこのあとの共同記者会見に出席し、それぞれ各国の現状や大会の成果、印象などを語った。 森会長はまず議事の概要を説明、「韓国、台湾とも環境問題に対する関心が急速に高まりつつある。品質や経済問題もさることながらそれ以上に重要という印象を受けた。各国協力してこの問題の解決に当たっていきたい」と語った。また、台湾の大地震に触れ「心から弔意とお見舞いを申し上げたい」と結んだ。 李韓国首席代表は「韓国のプラスチック業界にとって日本の業界は先生であり、これからも学ぶことはたくさんある。懇談会でも大きな成果があった」と挨拶で述べたあと、質問に答え「韓国の経済は過去2年、大きな苦しみを経験してきたが、だいぶ回復してきた。今年の経済成長率は7%いくのではないかという予想もある」と語った。 一方、台湾の陳首席代表は今回の地震の大きさと被害状況についての報告がほとんどだった。この中で同氏は「震源地が山の多い中部地区で工場地帯から離れていたため、工業への影響はそれほど大きくはない。電力も台湾全体の85%まで復旧しており、これから再建が始まる」「日本と韓国からはいち早く救援にかけつけてくれた。中華民国の1国民として感謝したい」と謝意を表した。今後の台湾経済への影響についても「石油などの値段は上がっているが、インフレが生じるようなことはない。影響が出るとしても当初の経済成長見通し5.5%に0.2~0.3%程度に止まると思う」と述べた。 |