1999年09月16日
東亞合成、「アロンコートSQ」で技術審査証明取得
独自開発の2成分反応形アクリルゴム系塗膜防止工法
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:東亞合成

 東亞合成は16日、屋根の塗膜防水工法「アロンコートSQ」で財団法人日本建築センターから建築物等に関する保全技術・技術審査証明を取得した、と発表した。同技術は二成分反応形アクリルゴム系塗膜を使用したもので、アクリルゴムの耐候性と柔軟性によって建築用防水材としての適正はすでに認められ、JIS規格にも定められている。しかし従来の規定は水系1液形で、成膜までに時間がかかるなどの難点が指定されていた。同社が開発したのは、カチオン性アクリルゴムエマルジョンと、無機質硬化材を施工現場で練り混ぜて施工する水系2成分反応形アクリルゴムで、成膜性が早く、耐水性も著しく向上したという。
 今回審査証明を取得したことにより、改修下地として保護アスファルト防水、シート防水などより幅広い改修工事分野への展開が容易になると同社では期待している。