1999年09月10日 |
アセアン政策対話「ワーク・プログラム」確定 |
環境問題や安全対策に各国とも高い関心 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学、東ソー |
「アセアン化学産業の競争力を促進しよう」という、化学産業専門家会合(WGCI)の第2回会合は6~7の両日、タイ・パタヤ市内のホテルに各国の政府,民間代表約45人が出席して開いた。 まず前回積み残しとなったワーク・プログラムとして、化学品需要見通しの作成と情報の共有、さらに〓環境問題〓安全管理、災害防止,労働安全〓化学品安全〓レスポンシブル・ケア〓統計整備、分析、予測〓化学品登録制度の標準化〓域内貿易の促進など11項目について必要な情報の交換と対応策を協議していくことが確認された。 またこれに沿った活動の第一弾として環境問題、安全管理、レスポンシブル・ケアの問題がとり上げられ、日本の専門家代表として出席した鯉江東ソー社長室参事が、日本での経験や環境対策の現状について説明を行った。環境問題に対する各国の関心は高く、今後共通のフォーマットを作成、情報の収集、整理、分析を急ぐことを申し合わせた。 会合には、わが国から通産省の西出化学課長、真鍋化学政策企画室長ら、業界からは米倉アジア化学産業交流懇談会座長(住友化学専務)、鯉江東ソー社長室参事、現地駐在の政府、産業界代表らが出席、終始なごやかな中にも活発な議論が交わされた。 また一行は、マプタプットを訪ね、ナショナル・ペトロケミカルのエチレン・プラントと、タイ・ポリエチレン社のポリエチレン工場を見学した。 次回会合は来年春、インドネシアで開催される。 |