2002年02月28日
プロピレンの1月の輸出通関数量が大幅増
前年比173.8%の4万3,109トン
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が28日にまとめた1月の輸出通関統計によると、プロピレンの1月の総輸出数量は4万3,109トンとなった。前年同月の実績を73.8%上回っている。前月に対しても14.5%多い。
 
 最も多いのは中国向けで1万4,918トン。次いで台湾向けが1万4,208トン、さらに韓国向けが1万3,983トンと続いている。総輸出量が大きく伸びたのは、前年同月の時点で皆無であった中国向けが一転してトップに踊り出たのと、台湾向けが2.77倍に増加したことによる。韓国向けは逆に23.1%減となっている。
 ちなみに、昨年1年のプロピレンの総輸出数量は40万1,983トンで対前年比は101.4%であった。それが今年に入って急増したのは、アジアのスポット相場が昨年12月に底を打って反騰し始めたことによるとの見方が有力。
 
 なお、エチレンの1月の総輸出量は1万5,161トンで、前年同月を20.7%下回っている。前月に対しても16.1%の減少となっている。