1999年09月06日 |
明星工業、三菱化学、ニチアス3社、日本ケイカルの株式再編 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学 |
明星工業,三菱化学、ニチアスの3社は6日、明星工業と三菱化学の折半出資会社、日本ケイカル(本社、静岡県引佐郡細江町中川、資本金3億円、野田肇社長)の運営について、三菱化学の保有株の半数をニチアスが取得、3社の共同運営会社とすることで一致した、と発表した。10月1日から新体制に移行する。 日本ケイカルは昭和54年、産業用珪酸カルシュウム保湿材の製造・加工を目的として、明星工業、三菱化学の折半出資により設立された。珪酸カルシュウム保湿材は断熱性、作業性に優れていることから、省エネ・環境低負荷型素材として注目されている。 再編の概要は、〓三菱化学の保有株譲渡により、株主構成を明星工業50%、三菱化学とニチアス各25%とする〓従来三菱化学が行っていた販売業務は日本ケイカルに移管、製販一体化する。三菱化学は引き続き技術支援を中心に経営に参画する、などとなっている。また、ニチアスは、これに伴い王寺工場(奈良県)での産業用珪酸カルシュウム保湿材の生産を停止し、消費の全量を日本ケイカル製品に切り換える。 |