1999年09月03日 |
三菱化学、ヒト遺伝子機能解析で吉富、協和発酵とベンチャー設立 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は3日、ヒト遺伝子機能の解析を目的とした研究開発型ベンチャー企業「株式会社ジェンコム」を、吉富製薬、協和発酵工業両社との共同出資により2日付で設立した、と発表した。 ヒトゲノムの解析は、将来の遺伝を応用した治療、創薬に不可欠とされ、先進各国の間でも研究開発競争が激化している。 「ジェンコム」は、実験動物の遺伝子組み換えや、蛋白質あるいは蛋白質相互作用解析によるビト遺伝子解析の受託研究、ヒト型モデルマウスの作出などを事業目的とし、製薬会社、研究所、化学会社などに営業活動を展開していく。 資本金1億円、出資比率は三菱化学66.7%、吉富製薬と協和発酵各16.7%となっている。本社は東京都町田市南大谷11号、三菱化学生命研究所内に設置、社長には小林利克・前三菱化学生命科学研究副所長が就任する。 なお、同社は近く基盤技術研究促進センターに対し、研究開発型企業出資制度による公的資金導入を申請する。 |